じゃんけん
紙原勉には悩みがある。
じゃんけんに全くもって勝てないことだ。
は？と思った人がほとんどだろう。
じゃんけんなど所詮勝つか負けるか、50％の運試し。全くもって勝てないなどそんな馬鹿な話があるか！
しかし、これが本当に勝てない。
一番辛かったのは小学生時代。暇つぶしにやるような軽いじゃんけんはもちろん、給食のおかわり、掃除場所の割り当て、休み時間何して遊ぶか、そんなここぞという場面のじゃんけんでも勝った試しがない。「今度こそは勝てるかもしれない」という淡い期待が、何度も叩き潰された。
じゃんけんと遭遇しそうになるたびに、紙原は必死で代替案を考えた。だが、じゃんけん以上に分かりやすく、簡略的で実力を伴わない手段を考案することは不可能だった。そして結局じゃんけんをして、負ける。それの繰り返し。
やがて皆「紙原はじゃんけんが弱い」ということに気づき始め、「紙原とじゃんけんして最初に負けたやつが今後給食のおかわり禁止になる」という不名誉な運試しも流行ったくらいだ。恥ずかしい限りだった。一回くらい勝って、一矢報いたかった。
「紙原と同じクラスになれば嫌な役目を一切やらなくて済む」という噂が出回っていると知った時は本当に屈辱だったし、一度真剣に先生に相談したが、半笑いでこう言われた。
「勝つ！と心から思ったら勝てるかもよ」
言う通りにしてみた。もちろん全部負けたし、虚しいだけなのですぐやめた。
「そんなに負け続けたら、勝った時嬉しすぎて失神するんじゃないの」
母親に笑いながら言われた。確かにそうかもしれない。「じゃんけんに勝つ」という至極シンプルなことを、紙原は本当に失神するほど待ち望んでいるのだ。
時は経ち高校2年生になった今でも、この変な才能？は相変わらず健在していた。
一学期の最終日、つまり大掃除の日である今日も元気に最悪の掃除場所、旧校舎トイレに割り当てられている。臭い、暗い、汚いで誰もやりたがらない。結局いつになっても、じゃんけんというのは絶大な威力を発揮する。
紙原は別に運がないという訳ではない。おみくじで大吉を引いたこともあるし、すごろくで一位になったこともある。ただ、じゃんけんでだけ絶対に勝てないのだ。
なんでこうなるんだろうなあ・・・と紙原はじめじめした初夏の暑さに苛立ちながらたわしで便器を擦る。
1学期最後の日にすることが一人でトイレ掃除とは・・・。
この旧校舎トイレが圧倒的に不人気なのは、環境の最悪さもそうだが、一人旧校舎に隔離されることの疎外感もある。
今頃皆は教室とか体育館で楽しくわいわいしてるんだろうな・・・そう思うとさらに苛立ちは増す。
一心不乱に憎しみを、怒りを、苦しみを、たわしに乗せて擦った。
何がじゃんけんだ、何が大掃除だ。くそ。許せない、許せない。
「かーみはーらくん」
「ええ！！！！？？？？」
突如後ろから女子の声がして、驚きのあまり危うく足元の水がたっぷり入ったバケツを倒すところだった。
「驚きすぎ、よっぽど集中してたんだ」
「いや、ここ男子トイレだぞ・・・」
「どうせ紙原君しかいないんだからよくない？そんな気にすることないって。」
この女子は千代川波佐美。紙原がこの旧校舎男子トイレを押し付けられたのと同じく、じゃんけんに負けて旧校舎女子トイレを押し付けられたらしい。
御覧の通り自由奔放な性格で、それでいてこの世の全てを知っているような大人びた雰囲気も併せ持つ、不思議な人である。
千代川は急に話しかけたのはごめんね、と謝り、使う？と余ってる漂白剤を紙原に差し出してきた。
壁にもたれる姿勢を取り、千代川が続けた。
「女子トイレ全然汚れてなくてさ。掃除する意味ある？ってなっちゃった。」
「羨ましい。旧校舎が不良男子の溜まり場になってるせいで男子トイレは行儀の悪い汚れが目立ちまくってるよ。」
漂白剤はありがたく頂くことにした。
便器を擦る作業を再開する。頑固な汚れがあるのだ。
「あはは、壊せばいいのにねこんなところ。一回も来ることなく卒業する人もいそう。」
「楽器準備室とか科学準備室とか痒いところに手が届く部屋がいっぱいあるからそうもいかないだろうな。・・・クソ、取れねえ。」
「それ、汚れじゃなくて傷じゃない？」
「・・・へ？」
紙原は戦慄した。彼がたわしで擦っていたものは、便器に付いた汚れではなく、何かが便器に触れたときに付いた、ただの傷だった。
普通に見れば子供でも気づけるレベルで、どう見てもこれは傷だ。あまり喋ったことがない女子に話しかけられ、緊張していて冷静な判断が出来なかった、以外に説明が出来ない。
「ははは、顔真っ赤だよ紙原君。嘘でしょ？これを汚れだと思ってたの？眼鏡かけたほうがいいよ、ははは」
千代川は煽るように大笑いしている。紙原は余りの恥ずかしさにしばらく無言になっていた。
ごめん、怒った？と千代川は笑うのを必死で堪えながら謝った。だがクラス内で喜怒哀楽が激しいと評判の彼女はそのあとすぐに、また涙が出るほどの大笑いを始めた。
「失敗なんてだれでもするし、もういいだろ、そんなに面白くないって。」
千代川はようやくほとぼりが冷めたのか、ごめん、ごめんねと涙を拭いながら笑いを止めた。
「そうだね、失敗なんて誰でもあるもんだ。もうこの話は辞めよう、うん。」
絶対仲間に言いふらすだろうな・・・と紙原は思った。後悔と羞恥が脳の中で渦巻いているのが分かる。
「そんなことより、次は床掃除だ。」
話題を強引に変えようと、はきはきした声で紙原は言った。
「・・・ところで紙原君。」
「・・・なんだ？」
紙原が床に撒くために漂白剤の栓を開けていると、先ほどまでとは打って変わった真剣な表情で千代川が話しかけてきた。紙原は思わず身構える。
「紙原君って、もしかしてじゃんけん弱い？」
突然の質問に紙原は面食らった。もうそろそろ高校でも、「紙原はじゃんけんが弱い」と噂が立つほどじゃんけんをしてきたか。これからも同じようなことを言われ続けるんだろうな・・・と思うと眩暈がする。
「どうしてそう思うんだ？」
「いや、実際今回も紙原君じゃんけんで負けてこんなところにいるし。前のグループワーク一緒になった時も、じゃんけんで負けて紙原君の案通らなかったじゃん。他にも・・・」
「分かったもういい。思い出しただけでイライラする。」
「ははは、なんか必死。もしかして本当に『弱い』の？」
「そういう訳じゃ・・・」
紙原は取り繕うのに必死だった。
ずっと言われっ放しなのも悔しいので、言い返してみる。
「そういう千代川こそ、じゃんけん弱いんじゃないか？俺と同じでじゃんけんで負けてここの掃除をしてる訳だし、この前図書委員に千代川と岩崎が立候補した時、じゃんけんで勝った岩崎に決まっただろ？・・・ああ、なんかいろいろ思い出してきたぞ。よく考えたら千代川って、結構損な役回りばっかりしてるな。」
「おっと、痛いところを突かれたね。」
千代川は脇腹を抑えるジェスチャーをして、さらに続けた。
「だって私、じゃんけんで勝ったことないからね。」
紙原は最初、千代川がなんと言ったのか分からなかった。
だって私、じゃんけんで勝ったことないからね。
「・・・本当か？」
「そう、一回も勝ったことないよ」
「一回も？」
「一回も。」
紙原はどう答えればいいのか分からなかった。
これは偶然なのか、必然なのか。
紙原は声を振り絞って、考え得る最大の安全策の言葉を吐いた。
「そうなのか。なるほどな」
「結構あっさり信じるんだ。これまで何人にも話したけど皆嘘でしょって信じてくれなかった。結構真剣に話してるんだよ？こう見えて。」
少し嬉しそうにしていた千代川だったがそのあとすぐ嫌な顔になった。
「もしかしてバカにしてる？それなら、ちょっと軽蔑しちゃうな。」
「まさか、信じるよ。本当に、神に誓って。」
紙原は慣れない手つきで十字架を空に描いた。
千代川はなにそれ、と笑ったが、紙原が信じたことを信じてくれたようだ。
紙原は迷った。自分も同じ呪いに掛かっていることを打ち明けるか、黙っているか。
だが考えるより先に、口は無意識に言葉を吐いていた。
「俺も勝ったことがないんだ、じゃんけん」
紙原の唐突の告白に、千代川は言葉を失った。
「・・・へ？？」
「だから、お前と同じ。俺もじゃんけんが弱い。勝ったことが無い。」
「本当に言ってるの？」
「こんなメリットの無い嘘は付かない。」
千代川は面食らった様子で初めはあたふたしていたが、徐々に紙原の言葉を信じてきたのか顔に笑みが浮かび始めた。
心なしか、2人の距離が一気に縮まった気がした。
「私以外にもいたんだ・・・お互い苦労したね」
千代川は冷静そうに話したが、体は喜びのあまり震え、顔は笑みを抑えようと必死なのがよくわかる。
「本当に苦労した。一番大変だったのは小学生だな。給食のプリンは二つ以上食べたことが無いし、学級委員も6年連続だ。あのときはじゃんけんが全てだったから。」
「分かるなあ。もしかして、運試しに利用されたりした？」
「された！！！千代川もそうか。あれは本当に屈辱だった。」
「ね。千代川にじゃんけん負けたら最悪の日になるぞ！なんて、結局全部負けちゃったから、スリルがないって飽きられたんだけど。」
その後も「じゃんけんで勝ったことが無い人あるある」という、二人しか共有できない話題を楽しんでいたが、徐々に二人はこの奇跡を真剣に考え始めた。
「にしても、そんなことある？人生でじゃんけんで勝ったことないってだけでも凄いのに、それがこの世に二人いて、しかも同じ高校の同じクラスになったんだよ？」
「確かに。よくよく考えると、気味が悪いまである。何か・・・オカルト的なものがあるとしても、納得してしまうな。」
「やめてよ。ホラーは嫌い。」
「俺たちの存在がもはやホラーだろ。」
「ははは。確かに。・・・ところでさ・・・」
千代川が何か言いたげにしているのが分かる。紙原はそれをみて全てを察し、笑いながら言った。
「分かるぞ。千代川が何を言いたいのか。」
千代川は驚いた顔を見せる。
「嘘。なんだと思う？」
「俺たち2人がじゃんけんすればどうなるのか知りたい、だろ？俺も気になってたんだ。」
「図星ね。流石同じ運命を背負ってきただけあるわ。」
2人は改めて向かい合い、じゃんけんの準備を始めた。
「ぜっっっっっったいに勝ちたい！言っとくけど容赦しないからね。」
千代川の声と手は震えていた。
「もちろん俺も容赦はしない。勝ちたいからな。」
紙原の額から汗が流れているのは、暑さのせいだけではない。
2人の間の空気が張り詰める。人類の長い歴史において、これほど重要な意味を持つじゃんけんは、今後絶対にあり得ないだろう。
紙原は深呼吸し、よし！！と叫ぶ。
千代川は右手に祈りを込めるように「神様仏様・・・」と呟いていた。
「どっちが掛け声を言う？」
紙原が訊いた。
「せっかくの機会だし。二人で言おうよ。」
「りょーかい」
5秒ほどの沈黙が流れた。心臓の鼓動が痛いくらい聞こえてくるのが分かった。
やがて呼吸を合わせ「せーの」と小さく呟く。
「さーいしょは」
「グー！！」
「じゃーんけーん」
紙原は直感で出す手を選ぶ。その間0.1秒もなかったが、彼にとって何よりも長い時間のように感じた。
千代川は始まる前から何を出すかを決めていた。仮に紙原が出すタイミングが少し遅れても、変えないつもりだった。
「ポン！！！！」
時間が、空気の流れが、呼吸が、全身の血液が、止まってしまったように感じた。
紙原はチョキを出した。直感に従い、完全にランダムで出した。
恐怖のあまり紙原は千代川のほうを見ることが出来なかった。もし千代川がグーを出していたら？自分はじゃんけん世界最弱になってしまうのか？
しかし見ないといけない。見て、事実を受け入れなくてはならない。
恐る恐る彼は視線を上げ、千代川のほうを見た。
千代川も、チョキを出していた。
「ふふ」
千代川は笑う。
「ははは」
紙原からも笑みがこぼれた。
「あーいこーで」
緊張感が一気に解け、掛け声は集中力の無い不揃いなものになる。
「ポン！」
紙原も千代川も、またチョキを出していた。
「またチョキかよ。変えてくると思ったのにな」
「こっちの台詞。いつになったらチョキを諦めるの？」
「よし、そこまで言うなら次はグーを出す。」
楽しくて仕方がないような声で拳を握りしめ、紙原が言う。
「あっそう。じゃあパーを出すよ。」
千代川は大きく広げた掌を突き出し、答える。
「信じるのか？」
「紙原君はここで嘘をついてチョキを出すなんてことしない。そうでしょ？」
「素直過ぎると人生損するぜ」
「ふふふ。」
千代川が思わず噴き出した。
「どうした？」
そう言う紙原の声も、半笑いで覇気が無かった。
「私今、人生で一番楽しい。じゃんけんってこんなに楽しいんだって、驚いてる」
「ああ、俺も今本当に楽しい。世間の皆さんは一刻も早く改めて気づくべきだな。この遊びの楽しさに。」
「言えてる。・・・出す手は決まった？私はもう決まってるよ。とっておきの一手が。」
「今ちょうど決まったところだ。お見舞いしてやるぜ。」
2人は「ここで終わらせる」と言わんばかりの、大きな声で叫んだ。
「あーいこーで」
じゃんけんとは簡単で、分かりやすく、老若男女問わず誰でも楽しめることから、世界中から愛されている運試しのことである。
しかし、多くの人が忘れがちな、もう一つの人気の理由がある。
「ポン！！」
何回でも、やり直せるところである。
終わり
寝ましょう
最初はじゃんけんに絶対勝てない男とじゃんけんに絶対負けない女の話にする予定でしたが、展開が思いつかなかったのでこうなりました。
サムネ用
ペリカン おすすめ動画ランキング
こんにちはどうもドヒ松です
皆さんポケモン実況者見てますか？
くろこ、バンビー、ライバロリ、ビエラ、グラ・・・
色んな魅力的な実況者がいますね。
見る理由はトーク力もそうですが、強さだとか、ニッチなところで行くと構築の雰囲気が好きだとか、いつもありがとうコメントを書くためとか・・・色々あると思います。
しかし、かつて一世を風靡し、全国のポケモンキッズを虜にした男を御存じでしょうか？
肉まんに辛子をつけて食べ、広島修道大学を卒業し、女児アニメの曲を通勤中に聴き心を女児に近づけることを日課としているその男の名前は・・・
というわけで「僕の人生に影響を与えた人ランキング」で父、母に次いで堂々3位にランクインするほどペリカンに心酔している僕がおすすめの動画をランキング形式で紹介します
どのくらい心酔しているかと言いますと深夜アニメにハマったのもペリカンのアニメランキング枠についていきたいから、エロゲにハマりつつあるのもペリカンの実況がきっかけ、一時期プリパラにハマったのもペリカンがしょっちゅう話題に挙げていたから。あと話すとき「でですよ」とか「なくはない」とか無意識に言ってしますのはもちろんですが、倒置法とか体言止めを使いたがるのもペリカンの影響だと思います、多分。
エロゲ実況まで入れてしまうと本当に50位くらいまでランキングを作る羽目になるので、「ポケモン」と「エロゲ以外の別ゲー」に限定します
10位
「ハッサム！？だらしない。ニックネーム表示されるというのに付けないのはマナー違反ですよ」
なぜケケンカニを使っているのかという経緯を先に見たらより楽しめると思います。
9位
♰ペリカンは油断しない♰
♰全部眠らせて終了です♰
実況者大会でレパドーを使う暴挙はペリカンだからこそ許されます。
説明が長いので対戦だけ見たい方は14分頃まで飛ばしましょう
8位
全てが不運で本当に面白いです。こんなこと本当にあるの？と言いたくなります。
7位
隠れた神回です。最後の質問返しはもちろん面白いですが、対戦パートも奇想天外な展開で面白い。
ペリカンの雑談力は本当に目を見張るものがあります。今でもニヤニヤしながら作業用BGMに使っています。
6位
こういう回がたまにあるから面白いんですよね。
常にこういうことをされるとダレるのでたまーにやってくれるのがいいんです。
淡々として迫真的なことを言うのがペリカンの魅力です。
5位
一試合目がガチで面白いです。起承転結すべてが完璧。楽しそうにボコボコにされるペリカンが好き。
4位
まあペリカンファン名乗るなら入れないとダメですね。
溜めに溜めてあの名言に至るまでの流れが面白い。
「頼むぞ、ヘドロばくだん。はい・・・ｗ。さっきやったからねそれは。電磁波麻痺は。さっき一回やったから。もういいよ、お腹いっぱい。はい！よーし偉い！これは落ちる。CSなんでね。余裕です。OK！甘えましたね・・・」
3位
これを一番に挙げる人は多いでしょう。
ペリカンの高いユーモアセンスが垣間見える神回です。
何よりこんな暴挙に出ることになった経緯が面白いし、質問返しも相変わらず面白いです。一試合目の圧倒的不運も最高です。
2位
ポケモン以外のゲーム実況も本当に面白いです。
ポケモンと違って常にリアクションし続けるから人によってはこっちのほうが好きかもしれない
1位
♰武士の刀は急所を突く♰
♰ムンダー！！！♰
♰いざ、無双仕る♰
初見では腹がよじれるほど笑いました。
これ以上に面白いポケモン実況を知りません。
まとめ
いかがでしたか？
ペリカンの魅力が少しでも伝わったらなと思います。
それでは皆さん、よいペリカンライフを！
S15ダブル 最高1895 ♰星十字騎士団-Stern Ritter-♰
ドヒ松です。ブリーチが好きです。
（なんかいい構築名無いかな～って思ってたら一番好きな漫画にこのためにあるかのような用語があったので採用しました）
構築経緯
ザシアン、イベルタルなど色々使いましたが黒バドの優秀な素早さと頭おかしい専用技に魅力を感じこいつを軸に組むことに。
初手ダイマで荒らして最後を黒バドで締めるみたいな構築にしたかったので、初手ダイマ要員としてクリアボディで圧倒的なダイマ適正と耐久力をもつメタグロス、素早さが足りないので、サポート役としてトルネロスを採用しました。
＠2は色々試しましたが、基本的にカイオーガかイベルタルに強めなポケモンでした。
個体紹介
バドレックス
CSぶっぱ 臆病
最強の範囲技と高い素早さを誇る素晴らしいポケモン。
ウーラオスの不意打ちに合わせて身代わりをすると気持ちよくなれる。
ワイドフォースはダイサイコと組み合わせることで気持ちよくなれるが、サイキネだったら勝ってた試合多すぎて発狂したことが多々ありました。
追い風下でレジエレキ抜き、余りHD 穏やか
間違いなくMVP。グロスと相性良すぎ。ダイアースとダイスチルでムキムキにさせます。
D＋1で珠センリツ余裕持って耐えるし、ポリ2の冷Bくらいなら運が良ければ回復実込みで4回耐える。レジエレキのボルチェンもアイテムの効果が無ければ耐えます。
でも固すぎるせいで鬱陶しい孤立することも多々あったし、素早さ振ってればなあ・・・ってなることも多かったです。ですが相手のプランを崩壊させるほどの耐久は本当に癖になるし今後も使っていくと思います。
技構成は無難な4つ。守るが欲しすぎる！！！！！
追い風下で黒バド＋2、A特化、余りH 意地
メタグロス使いたてのぼく「グロスの技構成悩むな～、岩も氷も地面も欲しいけどアイへと守る考えたら一つは切らないとダメだよなあ、困ったなあ」
気づいてしまったぼく「守るが一番要らなくね？？？」
というわけで脳筋フルアタ。最高に頭が悪くてつよかったです。
クリアボディが偉すぎるしそこそこの素早さと十分な耐久があるのは助かるんですが一つ思うのはこのポケモンはエスパータイプが本当にいらない。鋼単タイプだったらもっと強かった。僕はこの剣盾環境で一番弱いタイプはエスパーだと思います。（環境の刺さり具合的な意味の話です。）
レジエレキ
CS 臆病
特に言うことなし。怪電波は何となく入れましたが一回も打ちませんでした。
つよい！！！！！性格は今の環境だと臆病一択だと思います
試した＠2一覧
レヒレ
無難な枠。フィールド取れるのが魅力的。火力が足りない。
ガエン
まあ入ってくる枠。耐久振ったサイクル型よりフルアタのほうが好き。流行ってた弱保とかにしてもよかった気がする
水ウーラオス
ガエンに対する遂行力の高さは魅力的。耐久が足りない。
ゴリラ
特に言うことがない。
テテフ
猫トリルが重かったので採用。眼鏡で使ってたけど襷とかにしても面白かったかもしれない。
選出
先発 トルネ グロス
後発 バド 刺さってるやつ
ほぼこれ。
先述の通りグロスで初手ダイマから場を荒らしてバドでスイープ。
重いポケモン
オーロンゲ
トリック辞めてください！！！！！！
重くないわけが無い。
黒バド軸の永遠の課題。ファイヤーはそんなに重くない（火力が無いので・・・）
セキタンザン
うんち！！！！
ダイアースで要塞化されるときつい。
その他大勢
結果
2桁（1895）達成してうおおおおお！！！！
となりましたがそこからずるずる負けて最終400位くらい；；
悔しいので来期も黒バド使います。
では、お疲れ様でした！！！
スペシャルサンクス
色んな個体を貸してくれた方々
マッチングしてくださった方々
増田
おわり
今日見た夢 メモ
※明晰夢ではないです
僕、TK、そけむに、とらんせるさんの4人でキャンプに行った。
最近TK、そけむにに二人に会ってないからか、顔がめちゃくちゃ曖昧だった。逆にとらんせるさんはとてもはっきりと鮮明に出てきた。
夢全体を通して非常に眠かった。
移動には「神山ポケモンサークル」と前に表示されたバスを使ったが、当然サークル員は僕ら4人だけだったので、バスはスカスカだった。
料理は自分で作るのではなく、現地の「料理屋さん」であるヤンキー二人組を雇った。いい奴らだった。二人が僕にシャボン玉の容器に牛乳を入れるよう要求してきた。言われた通りやったつもりだったが、「全然ダメ」と怒られた。怒られてる横でとらんせるさんが「いや、ハンターハンター面白すぎるだろ・・・」と呟いていた。
そけむにがトイレに行っている間にTKがそけむにの私物にいたずらをした（何をやったのかまでは覚えてない。）帰ってきたそけむにがそれに気づき、「TKだろ」とTKを尋問した。TKは「そうだよ」と自白したが、そけむには「ザシアンが強すぎる、松岡が謝って」となんか僕に謝罪を要求してきた。僕は「ディアルガのほうが強い、お前が謝れ」と逆に謝罪を要求した。そけむには不機嫌になり、TKは木登りをしていた。
場面が変わり、山手線ゲームをした。お題はポケモンで僕が「ドータクン」と言うと、TKが「キャベツってポケモンだっけ？」とそけむにに聞いた。そんなわけないので僕が「いや、違うだろ」と言おうとするとそけむには「そうだよ」と当然のように言ったので、TKは「じゃあ、白菜」と言った。そけむにが「ゼルネアス」、とらんせるさんが「jump king」と続け、（なぜか夢の中でjumpkingはポケモンだと僕も認識していたので違和感は無かった）僕が「ガラガラ」と答えたところで何かが弾ける音がして目が覚めた。
久しぶりにここまで鮮明に思い出せる夢見ましたね。それほど意味不明だったってことです。
おわり
第二回関西ポケサー麻雀大会 募集要項
ドヒ松です。
この度前回に引き続き関西ポケサーの麻雀大会を主催させていただくことになりました。
日程
1月9日（土）20時〜
使用ソフト
じゃんたま
・ルール
予選
人数に応じたブロック分けを行い東南戦を3本行います。得点の多い上位4名が決勝進出です。
決勝
東南戦を1本行います。
・申請方法
この記事に「HN」、「TwitterのID」、「雀魂での使用ネーム」を記載してコメント、
意気込みもよければどうぞ
TwitterのDMでの申請も受け付けてます。
・景品
あるかもしれないです！
キャス等での配信は許可します。
申請テンプレ
HN：
TwitterID：
雀魂での使用ネーム：
意気込み（あれば）：
申請締め切りました！
たくさんの申請ありがとうございました
S12ダブル最終1902（162位） ドラパウーラビートダウン
ドヒ松です。
S12お疲れ様でした。新しいポケモンの登場や上位ポケモンの解禁など、かなりカオスなシーズンでした。
今回、初めて1900を達成できたので、記念に記事を書きます。（嬉しい！！）
【構築経緯】
ドラパテラキを使っていましたが、例えばクレセ（サマヨ）+レジエレキなどに対してエレキにホロウを打ち、Bを下げた後にクレセサマヨを壁を無視して倒すことが出来ることに魅力を感じ、悪ウーラオスを採用しました。（テラキオンも強かったですが、ランドロスに無力なことと天敵のゴリラの復活、レヒレという新しい天敵の登場など、環境的に向かい風であることは否めませんでした。）
この二匹ではレヒレが重すぎるので、ゴリラを採用。
ドラパの龍舞の補助や手助けでの火力補強など柔軟な勝ち筋を追えるようにしたかったので使い慣れている指枠であるピッピを採用。キッスと迷いましたが、レジエレキがキツすぎました。ソクノキッスにするのはありでしたが、対ブリザポスに少しでも安定させるためと、フレンドガードがやはり偉すぎるためピッピにしました。
裏エースとして悪巧みヒートロトムを途中まで使っていましたが、火力と耐久が絶妙にない、素早さが絶妙に遅い、一番の役割対象のはずのザポスがチョッキの急増により勝てなくなった（！？）ことを受け、僕が最強の炎タイプだと信じてやまないいつもの耐久振りリザードンを採用。今期も大活躍でした。
最後の枠ですが、レヒレ、レジエレキなどいろいろ試しましたが、安定した高火力と素早さでトリルが切れた後のレジロック、ツンデツンデやガオガエンをお掃除出来るウオノラゴンを採用しました。
（結果として新ポケモンがいない構築になりましたが、まあ許してくださいｗ）
【個体紹介】
ドラパルト
AS252 D4 意地っ張り
復活した最速のダイジェッター。レジエレキのエレキネット、諸々の威嚇、濁流の命中ダウン、横に打たれるダイアタック、濁流の命中ダウン、これらすべてを無視して上から高火力を押し付けることが出来るグレートアメイジングワンダフルポケモン。
耐久に振りたいですが最速フシギバナをジェット（龍舞）一回で抜けることを考えたら準速以外ありえませんでした。（終盤はトリル下で動かす新緑バナと結構当たったのであんまり生かせなかったけど）
最初はフルアタで使っていましたが思いのほかドラゴンアローを打っていないことに気づき、守るというよりはダイウォール枠が欲しいのと、新しい勝ち筋にもなる龍舞を採用しました。
ダイストリームはガオガエン、ランドロスへの明確な打点、あと、天候を取れるためバンドリへの有効打として結構頻繁に打ちました。読まれにくいのも強かったです。
ウーラオス
AS252 B4 意地っ張り
陽気にする理由をあまり感じなかったので意地っ張りで採用。（例：最速ランドロスがいなくなった、ミラーが不毛）陽気だったら勝ってた試合より、意地っ張りにしていたから勝てた試合のほうが圧倒的に多いので、後悔はしてません。（例えば、H252メタグロスをまあまあ有利な乱数で強打で倒せるようになります。）
技構成は無難な4つ。毒づきとか欲しかったですがこれであまりにも完成されていました。
ゴリランダー
HA252 D4 勇敢
説明不要のポケモン。相手のイエッサンやカプレヒレに気を付けながらグラスラを連打します。
ウドハンは最後の勝ち筋として10試合に一回くらい打ってました。叩き落とすはポリ2に打つ・・・といいたいところですがどう考えてもグラスラとかウドハン連打してたほうが強いので微妙。多分馬力でいい。
勇敢にしてるのはイエッサンの下から出来るだけフィールドを貼るため。型の判別（下取れるなら襷、取れないなら最遅のナモとか）も出来るので良かったです。どうせほぼグラスラしか打たないのでSに振るメリットはほぼないです。
ピッピ
※マジシャは凍える風に変えてます。
HB252 D4 呑気
3シーズンくらい使い続けてるダブルバトル最強のサポートポケモン。
マジシャは19達成の数試合前に凍える風に変えました。めちゃくちゃ強かったです。
ドラパの龍舞、リザのHPのコントロール、手助けでのグラスラ不意打ちの強化、やれることは盛り沢山でした。
割と特殊方面も何でも耐えてくれますが、レジエレキのエレキボールで粉々にされるので注意。
ウオノラゴン
H48 A252 S212
スカーフ込みでレイスポス、コケコ抜き
火力お化けポケモン。催眠が重いので技構成はこうなりました。
レジロックやツンデツンデ入りに対して必死でトリルを枯らし、こいつでスイープしていきます。
初めてまともに使いましたが、本当に火力がやばかったです。中途半端なポケモンは全部こいつのご飯です。
H140 B100 C156 D4 S108 控え目
鉢巻以外のドリュとかランドの岩雪崩2耐え
チョッキランドのダイロック耐え
ドサイドンの雪崩耐え
サンダーの珠ダイサンダー（ライジングボルト媒体）耐え
＋1でレイスポス、コケコ抜き
いつもお世話になっているポケモン。
大体ブリザポス入りに出す。そもそも今期はエルフゴリラの復活、天敵のバンドリがランドの登場により全盛期よりは減少したこともあり、こいつの通りはかなり悪くなかった。
【選出】
①先発 ドラパウーラ
後発 ゴリラピッピ
基本選出。先発ドラパとウーラオスの優秀な補完で場を荒らします。大体先に倒れるのはウーラオスなので裏からピッピを出しサポートします。よくあるエレキウーラに対してはこれで出して襷ケアで不意打ちジェットをウーラオスに集中。スカーフウーラオスは負けです（当たったことないけど一定数いるっちゃいるので毎試合お祈りしてた）
②先発 ドラパピッピ
後発 ゴリラウーラ
ドラパでeasy win出来そう、ピッピがワンパンされ無さそうと判断した場合の選出。初手指と龍舞が成功すれば勝利は目の前です、無双しましょう。
③先発 リザピッピ
後発 ゴリラウーラ（ノラゴン）
対トリルやドラパが通りづらいパーティ、また、ドラパミラーには最速が主流である以上大体負けるのでこの選出。
守るや指、リザの耐久力を活かしてトリルを枯らした後、後発のムキムキ軍団でスイープします。
④先発 リザゴリラ
後発 ウーラピッピ
対誓いパのみこの選出。
ジュカインがファストガードしてくるのでちゃんとウドハンしましょう。（ボコボコにされたことあり）
キツい
レイスポス
ドラパが準速なので世界が終わります。リザ出してもバクアされるので無理。
コケコ
エレキのほうが強いと言われがちですがシャインとそこそこの耐久力を考えればもっと流行ってよかったと思います。無難にきついです。
ポリ2
横のポケモンにホロウを打ってウーラオスのインファで死ぬ気で落としに行きます
サイドチェンジは負けです。
ファイヤー
明確な打点を誰も持っていないのできついです。泣きながらリザでごり押します。
ゴリラのグラスラ余裕で耐えてくるバケモン。馬鹿にしてすいませんでした。
【終わりに】
元々シングル一筋だった僕がBP集めのために何となく始めたダブルでここまで結果を残せるとは思ってませんでした。
今、シングルやりながらポケモン勝てねえ～と嘆いている人には、是非ともダブルバトルを始めてほしいです。
来期はツンデツンデとか使ってみたいです。
スペシャルサンクス
相談に乗ってくれたとらんせるさん、たわし
色んな孵化余りをくれた方々
ポチべを高めてくれたTLの皆さん
ポケモンという最高のゲームを作ってくれた増田、茂樹
終わり
三校交流会 象徴シングル使用構築 象徴式ペリカメナット
どうもドヒ松です
今回神山ポケモンサークル、立命館衣笠校ポケモンサークルPTP、京ポケによる三校交流会に参加し、その中の対戦企画「象徴シングル」に参加させていただきました。
使用構築の紹介と対戦の振り返りをやっていきます。
ルール
各サークルのアイコンであるバンギラス、ホウオウ、スイクンにちなんでパーティにいわ、あく、ほのお、ひこう、みずタイプを必ず加える。（例：セキタンザン、ギャラドス、ワルビアル、ピカチュウ、ミミッキュ、イーブイ）
その他の制限は特になく、シリーズ7に準拠
使用構築はこちら
構築経緯
ルール上、相手のパーティに炎タイプと岩タイプと飛行は必ず存在するのでこれらのポケモンに上から弱点を叩き込めるバンドリ、ペリカメの二つは絶対刺さっていると確信。
バンドリにしなかった理由として、強力な飛行タイプの一つであるテッカグヤ、アーマアガアに天地がひっくり返っても勝てないから。あと、ペリカメの時点で条件の3つのタイプを満たしているのが魅力的でした。
様式美のペリ（みず、ひこう）カメ（いわ）ナットまでは確定として、先述のテッカグヤに確実に勝つために裏選出としてエースバーン（ほのお）を採用。
残るは悪。ここは何でもよかったですが格闘打点が欲しかったのでウーラオスにしました。（型絶対バレるの弱くね？）
あとはれみさんが雨パに入れると強いと構築記事内で仰っていたカバルドンを採用しました。（まじで強かったです）
個体紹介
ペリッパー＠気合の襷
CS252 D4 控え目
熱湯 暴風 ハイドロポンプ とんぼ返り
最強の雨始点ポケモン。とんぼ返りが偉すぎるし、暴風が偉すぎる。
襷を持たせることでクッションや雨再始動、後攻とんぼで安定してカジリガメに繫ぐことも可能でとても柔軟な立ち回りが出来ました。
カジリガメ＠命の珠
AS252 B4 意地
最強のポケモン。通ってないわけが無かった。強さに関しては後述しますが、間違いなくこのルール最強のポケモンでした。
ナットレイ＠食べ残し
HA252 B4 勇敢
ジャイロボール パワーウィップ 地ならし 宿り木
雨との相性補完が完璧の物理受け。レヒレ、デンジュモクなどに結構投げてたのでもっと特殊に振ってもよかったかもしれない。
地ならしはレヒレと対面した時にエスバ交換読みで撃ってドヤ顔したろ！ｗと採用しましたが守るが欲しすぎて泣きました。
エースバーン＠ラムのみ
AS252 D4 意地
火炎ボール 飛び膝蹴り 飛び跳ねる ビルドアップ
こいつを炎枠として採用するのは気が引けましたが強いので採用。
強かったです（適当）
AS252 B4 意地
一度も出しませんでしたがめっちゃ初手にフェアリーが来たので選出誘導にはなってたと思います。
カバルドン＠メンタルハーブ
H252 B188 S68
ハピナスとかモジャンボの上からあくびを打ちたかったのでかなりSに振りました。挑発バンギが増えると思いメンタルハーブを採用しましたがいなかったし挑発は撃たれませんでした。
天候の切り替えやクッションとして非常に優秀で、確かに雨パと非常に相性が良かったです。
対戦の振り返り
結果 チーム優勝！！チームメイトのもやし、むつくんに感謝
予選一回戦 VSカツキ 〇
カジリガメが最強すぎて全抜き。ダイマバンギを馬鹿力で飛ばしたときは自分でも驚きました。
予選二回戦 VSkoo君 △
対戦の途中で回線が切れました・・・（バカアホマヌケ）こちらが結構有利な状態だったと思いますが、相手の立ち回り次第や確率で全然何とかなってたと思います。
（電磁砲空振り保険デンジュモクって何だよ・・・）
準決勝 VSりゅーと君
個人的に一番熱かった試合。「準速雨下カジリガメはダイジェットを一度積んだエースバーンに抜かれる」という予備知識が無ければ負けてました。
とはいえあそこでペリ引きを読んでジェットを打っていたりゅーと君はとても強いと思います。
決勝 VSものもらい
カジリガメ最強！！！！！！諸刃でダイマレヒレを飛ばしたときは本当に涙が止まりませんでした。
終わりに
運営の方々、対戦してくださった方々本当にありがとうございました。
こういう縛りルール大好きなのでまたやりたいです。
では、お疲れ様でした！！！
